
エステサロンからの確認事項
若ハゲには、前額部の毛生え際が上井するといったタイプのほかに、横の髪はよく伸びるのに前髪を含め頭頂にいたる髪の毛の成長の速度が遅くなり、しかもその部分の髪自体が細く弱々しくなっていくタイプがあります。
この場合、ヘアバランスの乱れが生じ、どのような髪型をつくろうとしてもうまくいきません。
また、外傷性禿髪の多くの場合、外傷のあった部分の髪そのものが失われているわけですから、周囲の正常な頭皮と外傷を受けた部分のバランスは極端に乱れ、正常な髪型がつくれなくなります。
つまり、禿髪とは髪の毛の量的・質的なバランスの問題だとみることもできます。
禿髪の治療と毛流頭髪は頭頂部にあるツムジを中心に一定の毛流(毛の流れ)で頭皮全体を覆っています。
禿髪の治療では、この正常な毛流を乱すことなく髪の毛を植えていくことが大切で、自然な外観をつくる重要なポイントとなります。
また、禿髪の治療は基本的に毛根の移しかえであるため、髪の毛の本数が増えるわけではありません。
たとえば、髪の半分が失われているのであれば、残り半分の毛根をうまく利用して禿髪部に移植していくことになりますから、髪の毛の密度は通常の約半分になります。
禿髪の治療で最も有名な手術は、有毛頭皮を切りだし、これを細かく分けて毛の株をつくり、この株を田植えのように移植していく「植毛法」です。
植毛法にも数々の改良が加えられています。
また、有毛頭皮を弁状に切りだし、禿髪部位に移行する「有茎皮弁法」も広く行われています。
これらの方法はさらに発展し、頭皮のトにシリコン製の風船のような袋を一時的に挿入し、毎週、この風船に生理食塩水を注入して頭皮を膨らませ、この頭皮を禿髪部に移植していく方法もあります。
この方法を「ティッシュエキスパンダー法」と称します。
有茎皮弁法やティッシュエキスパンダー法では、移植された部位の毛流が本来あるべき流れと逆になることがあります。
こうした欠点を補うべく、有毛頭皮に栄養を送る血管とともに一度身体から切り離し、毛淀に考慮して禿髪部に移行した後、その部位の血管とつなぎあわせる「遊離頭皮皮弁法」もあります。
禿髪の治療では、これらのいろいろな性質をもつ方法を組みあわせ、部位別にあるいは周囲の頭髪の状況をみながら、必要な方法を選んで施行されていきます。
術式の選択で大切なことは、移植された頭髪の毛流が正しいものなのか、期待されるだけの密度の髪の毛が移植できるのか、などといった点を判断することです。
の株を一つずつ頭皮に植えていく。
移植された毛は一度抜け落ち、その後、新しい毛が生えそろう。
植毛法とほかの方法との差植毛法では有毛頭皮を一定の大きさで切りだした後、これを細かく裁断して株をつくっていくということは前述しました。
この株は一本の毛根が入っているものをマイクロ、現在では、この程度の大きさの株を禿髪部頭皮につくった小さな穴に一株ずつ植えるか、または特殊な針を用いて移植していく方法が行われています。
部分を移柄していくため、一度移植された毛は抜け落ち、その後、種から新しい毛が生え通常、種は周囲の栄養を吸収しながら成長していくことを考えると、手術で高密度の毛を植えることはまず不可能です。
多段階にわたる同様の手術を繰り返すことで、期待される毛の密度に近づきます。
植毛法はどのような場所にも行える点やその手技が改善されてきたこともあって、昔に比べればはるかによい結果を残せるようになっています。
これに対し、有茎皮弁法、アイッシュエキスパンダ一法、遊離頭皮皮弁法では血行を保ったまま髪を移植できるため、原則的には移植した毛が抜け落ちることなく、その場で成長を続けていきます。
正常な密度の髪の毛を植えられる利点もあります。
ただ、手術のしかたを誤ると毛流の乱れを生じることになります。
禿髪の代表は「一男性型禿髪」です。
最近ではこれとほぼ同様の状態が女性にも生じることがあり、場合によっては、男性よりも重大な間題として治療の対象となります。
女性と若年の男性の禿髪においては、一定以上の密度の毛を移植しないかぎり、満足な結果を得ることはできません。
というのは、禿髪の周辺にはかなり高密度の毛が生えているためで、この部分とのヘアバランスを考えると皮弁法が田植え式で行われる植毛法より有利でしょう。
毛流を考慮できる治療法となりますと、最も適当なのは遊離頭皮皮弁法です。
このようなケースに田植え式の植毛法を適用することはできますが、治療期間は数年におよび、かつ囲これに対して、ある程度の年齢を経た男性の禿髪にあっては、残存する毛量にも限界があり、田植え式の植毛法が適当だとされています。
このような場合には、ある程度の密度で頭髪を再生させることが治療の最終日的となるので、二回四〇〇~五〇〇株(毛の本数でいえば一〇〇〇~二〇〇〇本)程度の植毛術を一二~四回行えばかなり満足できる結果が得られます。
いいかえれば、それ以上のことはできないのです。
栖毛法における毛根の生着率はと、八割と考えられます。
したがって、たとえ一〇〇〇本の毛を植えたとしても、一〇〇本程度の毛が植わるに過ぎません。
しかし、これらの手術をいる人にとっては満足できる改善となります。
また、有茎皮弁法やティッシュエキスパンダー法による治療においても、さほど手技的な難しさはありません。
ある租度の経験をもっている医師であれば、安全に運営できると考えられます。
ただし、毛流の限界をこえた皮弁移植が行われると、本来トに向かって生える毛が、上に向かって生えてしまうことや、移植された毛と本来の毛がぶつかりあう状態も起きますので、手術の説明を受けるときに気をつけてください。
これらの手技に比べ、遊離頭皮皮弁法を通用するためには、微小血管外科と遊離頭皮皮弁法について精適している医師を選ぶ必要があります。
この遊離頭皮皮弁法の成功率は、九八%と考えられています。
禿髪の治療で増毛はありえません。
あくまでも毛の移しかえによって禿髪を治療していくので、植毛手術によって頭皮がふさふさの髪で覆われるといった非現実的な期待をいだいても、それは達成不可能です。
これらの植毛術は、手間と回数をかけて一定の成果が出てくる手術と理解してください。
また、若ハゲで悩んでいるならば、遊離頭皮皮弁法もその選択肢の一つとして相談されるとよいと思います。
日本にレーザー治療が導入されて早いもので約二〇年が過ぎました。
はじめは炭酸ガスレーザーやアルゴンレーザーといったものだけでしたが、その後、用途別に開発が進み、現在ではその鍾類もたいへん多くなっています。
これらを人別すると、メスのように切開できるものや、皮膚を薄くはがせるもの、赤アザや黒アザなど色素に特異的に反応するレーザー光などがあります。
また、レーザー光の作動時間を一億分の一秒という細かい単位で区切らたり、あるいはカメラのフラッシュランプのような千分の一秒単位の照射時間をコントロールできる機能がつけ加えられるなど、波長の性質が顆なる各種のレーザーが臨床応用されています。
成人であれば十分に耐えられる病みですむレーザーもありますが、多くの治療は局所麻酔や痛み止めを併用したり、もしくは全身麻酔によって行われます。
このレーザー治療に要する時間は短いもので数分、長くても三〇~四〇分で終わることが多いので、成人であれば表面のみの麻酔でほぼ行えます。
小鬼の場合は聞きわけてもらえないこともあって、安全のためにも全身麻酔が必要です。
ただし、深度の深い麻酔を用いることはありません。
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